トップスタイリストをめざす
美容師のコミュニティ
TOP STYLIST は、トップスタイリストをめざす日本全国の理・美容師のためのオンラインコミュニティです。現代美容の楚を築いたと言われる故ヴィダル・サスーン氏をよく知る、世界の美容家たちが認定講師となり、トップスタイリストとして活躍するための一流のノウハウを提供し、日本人美容師の価値を向上させ、日本における美容業界の発展を図ります。
BACKGROUND OF THE TIMES
コミュニティ構築の背景
二局化する美容業界
サロンの増加・価格破壊・技術の低下・人材不足... 今、厳しい局面を迎える美容業界。業界の未来に可能性を感じ取れない美容師は今後も離職を続け、さらに現役美容師は減ることでしょう。働き手がいないことで閉店せざるを得ないサロンが今後も増えるのです。その中で、時代に流され技術が低下し低価格で働き続ける美容師と、技術を磨きマーケットを開拓し顧客を増やし生産性を高めて価値を上げる美容師、その二極化が今後も進みます。価値が上がれば、価格が上がります。言いかえればが報酬が上がるということです。まさに今、変革の時代を迎え、業界の発展を図る好転機であると私たちは捉えています。実際に世界的なアーティストたちは、規律正しく勤勉で衛生的、かつて技術を誇った日本人がつくる日本の今後の美容業界に注目しています。
美容師の価値を向上
現代の美容師が価値のあるトップスタイリストになるには、世界的に評価されるアーティストに学び、高いカット技術を修得し、コミュニケーションを育み、自らを発信して顧客を増やすこと。しかし個々の美容師がこの困難な課題をクリアするには環境が不足していました。世界的なアーティストから学べる環境などほとんどありません。専門学校は資格取得のために必要な単位を得ることでいっぱいです。横の繋がりを好まない業界の風潮からコミュニケーションを育むことも少ないでしょう。だからこそ、美容師が気軽に参加でき、世界から学べるコミュニティが必要です。コミュニティに参加した美容師全員で業界を盛り上げ発展させることができます。参加する美容師は業界発展に 貢献し、そうでない美容師との差はもちろん大きく開きます。
世界のアーティストが協力
美容の神様と称されるヴィダル・サスーン氏のもとで活躍してきた美容家たちも共感する、現代においての業界発展のためのコミュニティの構築。彼らの協力を仰ぎながら、私たちはオンラインコミュニティ「トップ スタイリスト」を立ち上げる構想を練ってきました。当コミュニティでは、日本全国、世界でも活躍する美容家たちの思考やノウハウ、技術やその修得方法、貴重な資料などを惜しみなく発信していきます。これからの時代の美容室経営および美容師としての活躍に必要な一流の知識と技術を学ぶことができます。美容師どおしで交流しコミュニティを育み、刺激を与え感化されながら切磋琢磨し て成長することもできます。未来の美容業界をリードして世界で活躍する美容家が、このコミュニティからたくさん誕生していくことを楽しみにしています。
VIDAL SASSOON
ヴィダル・サスーン
美容師の社会的地位を確立
1950年代、世界の美容はロッドやヘアピンを使って髪を結い上げる方法が主な、セット中心のフランス流儀で、女性が毎朝出掛ける際には準備に長い時間を費やしていました。新たなカット技術を生み出したのは、1954年にイギリス・ロンドンでサロンをオープンしたヘアドレッサー(美容師・理容師)の ヴィダル・サスーンでした。60年代に入ってファッションデザイナー マリー・クワントのファイブ・ポイントや女優 ナンシー・クワンのクラシックボブをデザインして、たちまち世界に名を知らしめ、"Wash & Wear" という洗ったままで形になるスタイルが女性を解放し、ヘアドレッサーの社会的地位を確立しました。何十万もお金をかけてヴィダル・サスーンにカットを依頼する女性も少なくありませんでした。1970年には初来日を果たし、日本の美容業界にも旋風を巻き起こしました。
全てのヘアドレッサーの礎
ヴィダル・サスーンは、イギリスだけでなくドイツやアメリカなどにもサロンを展開し、サスーン・スクールを開講、階級制度を設けてスタッフの育成にも力を入れました。自ら生み出した技術を広めるために各地にサスーン・アカデミーも開講し、世界中の若い美容師が入学してヴィダル・サスーンのカット技術を学びました。もちろん、日本からもたくさんの美容師がロンドンやアメリカなどに渡りその技術を習得しました。サスーンのカット技術を身に付けた美容師の多くは後に独立し、世界各国でサスーンの技術を元にしたサロンやアカデミーをオープン、技術講習に勤しみました。こうしてサスーンの技術・哲学が世界中に広まり、現代における美容師・理容師(ヘアドレッサー)の礎となって受け継がれているのです。
INSTRUCTOR
インストラクター
世界の講師から一流を学ぶ
サスーンを学び、サスーンを支え、現在世界各地で活躍する美容師・美容講師・美容コンサルタントが、TOP STYLIST 認定インストラクターとして、一流の思考や哲学、カット技術やサロン経営ノウハウなどを当コミュニティの参加者に提供します。(例えば、有名人のオンラインサロンでは、その有名人が講師役となって記事を配信し、有料会員がその記事を読むことができますが、TOP STYLIST では複数の世界の一流アーティストがインストラクターとして在籍し、それぞれの特化したスキルを惜しみなく一同に提供します。)日本の美容業界発展のため、この価値あるコミュニティに多くの人が気軽に参加できること、それこそが私たちが重要視しているポイントです。世界的規模を誇り、日本で最も価値が高い美容団体をインストラクターとメンバーがひとつになって目指します。
認定インストラクター
(2021年1月15日現在:11名)
大野 芳男
YOSHIO OHNO
ZERO PROJECT INTERNATIONAL
国籍:日本 / 在住:兵庫県 / 年齢:87
美容コンサルタント / サスーン・ツアー・コーディネーター
British Airways(英国航空)勤務時代の1970年秋、ヘアショーのため初来日を果たした世界的なヘアデザイナー ヴィダル・サスーン氏のアテンドを担当する。1973年に British Airways を退職し、ヴィダル・サスーン氏と連携して日本初のサスーン・アカデミー技術研修ツアーを企画。サスーン流儀の習得を目指す日本人美容師をロンドン・ロサンゼルス・香港・上海に引率して自ら同時通訳者を兼務、以降40年以上サスーン・ツアーを運営。美容師向けの英会話教材「音から学ぶ美容師の英会話」著者。長年、世界の美容業界の動向を見ながら日本の美容業界発展に尽力する。
ジョン・サンテリー
JOHN SANTILLI
HAIR GARAGE
国籍:イギリス / 在住:ローマ / 年齢:72
美容師 / 美容講師
ロンドン生まれ。16歳でヴィダル・サスーン社に入社し1966年、スローン・ストリートのサスーン・サロンにスタイリストして勤務。1968年に開講されたサスーン・スクールでシニア・ティーチャーを務め、1974年にヴィダル・サスーンがはじめて設立した、ロンドン・クイーン ストリートのサスーン・アカデミー初代校長となる。1978年にはトニー・リッツォ氏と共にサロン・アカデミー SANRIZZ を立ち上げ、大阪では心斎橋に今井照久氏と共に LONDON CUTTING ACADEMY を立ち上げる。1984年イタリアにてアカデミー HAIR GARAGE を設立、ヨーロッパ各地で講演などを行う。